気になるところにジャンプ:似ているPCとの比較|LG gramってどんなPC?|Amazon限定モデルとは|LG gramを実際に使ってみての感想
5年ほど使ってきたDELLのPC(XPS13 9360)。ヒンジ部分は割れバッテリーは3時間もたずさすがに限界を感じたため、PCを買い換えました。
買ったのは2021年11月に発売されたLG gramの14インチ(14Z95P-KR55Jアマゾン限定モデル)。調べに調べて、かなりいい買い物ができたと思っています。
購入の決め手となったこのPCの特徴と、実際に使ってみての感想を紹介します。
LG gramがオススメな人
- PCをよく持ち運びする
- ゲームや動画編集はあまりしないが、ビジネスやweb閲覧をサクサクとやりたい
- 予算は10万円~13万円(この記事で紹介しているLG gram14インチは12万円台)
今回のPC買い替えの前提
LG gramを選ぶに至った前提として、PCの主な用途とそのために重視していた機能を挙げます。
PCの主な用途
私のPCの主な用途はこちら
- YouTubeみる
- Chromeでいっぱいタブ開きながら調べものする
- WordPressでブログを書く
ライトですね。逆に、動画編集やゲームはしません。
次のPCに求める機能とスペック
求めていた機能とスペックはこちら。
- 13~14インチで1.1kg以下。HDMIポートあり
- Windows OS
- ACアダプタ(充電器)がUSB PD標準なこと
- CPU、メモリ、SSDはなるべくよいもので、価格は13万円以下
カフェで作業することが多いので、持ち運びやすさを重視しました。一方で家でも使うメインPCなので、大きさは13~14インチ。最近は軽いPCも多く出ているようなので、できれば1.1kg以下で探しました。家で作業するときはモニターに接続して使うのでHDMIも必須としました。
OSはMacやChromeOSではなくWindowsで探しました。理由は会社の業務で使っているPCがWindowsなので、ショートカットや操作で混乱したくないため。また、今使っているWindows限定のソフトウェアも継続して使うためです。
会社のPCのACアダプタがUCB Type-CでPD(Power Delivery)なので、同じくUSB PDのACアダプタが付属しているPCで探しました。
CPU、メモリ、SSDは超高性能じゃないけどそこそこいいやつ、という基準で探しました。
動画編集やゲーム、プログラムのビルド等はメインでする予定はないので最新の超高性能なスペックはいらないです。しかしできれば5年くらいは使いたいし、wordpressの執筆や大量のタブを開きながらの調べものなどはサクサク行いたいので、そこそこのがほしい。具体的には以下を目安に探しました。
- CPU:新しめの世代でIntel Core i5以上か、Ryzen 5以上。Scoreは8000以上くらい
- メモリ:8GB以上。できれば16GB
- SSD:256GB以上。できれば512GB
類似PCとの比較(Pavilion, ExpertBook, UltraPC, mouse)
最終的にLG gramを選ぶまでに以下の5機種の中で比較しました。
イメージ | メーカー | 値段 (2022/4/18時点) | 発売日 | サイズ | 重量 | OS | CPU | メモリ | SSD | USB PD対応 | 付属ACアダプタ | 参考 |
Pavilion Aero 13-be0000 | HP | 97,000 | 2021/11/29 | 13.3インチ | 0.957kg | Windows 11 Pro | 第4世代Ryzen 7 | 16GB | 512GB | 対応 | USB PDではない | Amazonで見る |
ExpertBook B9 B9450FA | ASUS | 99,088 | 2021/12/3 | 14インチ | 0.87kg | Windows 10 Home | 第10世代Corei5 | 8GB | 512GB | 対応 | USB PD | Amazonで見る |
UltrapC 13U70P-GR54J1 | LG | 99,073 | 2021/1/20 | 13.3インチ | 0.98kg | Windows 10 Home | 第3世代Ryzen5 | 8GB | 512GB | 対応 | USB PDではない | Amazonで見る |
gram 14Z95P | LG | 129,980 | 2021/11/24 | 14インチ | 0.999kg | Windows 11 Home | 第11世代Corei5 | 8GB | 512GB | 対応 | USB PD | Amazonで見る |
mouse X4-i7 | マウスコンピュータ | 104,280 | 2021/6/24 | 14インチ | 1.13kg | Windows 11 Home | 第10世代Corei7 | 8GB | 256GB | 対応 | USB PDではない | 公式で見る |
この中で、個人的に重視していた「付属のACアダプタがUSB PD」という条件を満たすのは、ASUSのExpertBookとgramのみ。
じっくり見比べましたが、最終的には以2点が決め手となってLG gramを選びました。
LG gramのOSは最新のwindows11
プライベートでも会社でもwindows10を使っていましたが、windows11はまたずいぶんとUIが変わるようで。
今のところwindows10を選んでも無料アップデートができるかと思いますが、どうせなら最初からwindows11が入っているPCの方が、スペック的には安心なのではと考えました。
また、いずれwindows11になるのなら早めに触って慣れておきたいとも思いました。
LG gramのCPUは第11世代Corei5でスコアは10,561
同じInterlのCorei5とはいっても、gramの方が世代が1つ新しい。
それぞれのスコアを一応比較してみたら、予想よりも大きな差がありました。
長く使う予定だからこそ、できるだけ良いスペックを買っておこうと思いました。
LG gramのスペックと特徴
というわけで最終的に選んだのはLG gram 14Z95P-KR55J(アマゾン限定モデル)です。
LG gramのイメージ動画
まずはこのLG公式の動画見てください。
か、かっこよすぎる…
LG gram 14Z95Pの基本スペック
基本的なスペックをLG公式サイトから抜粋します。
- Windows 11 Home
- 14インチ 1920×1200(16:10)ディスプレイ(16:9の14インチPCよりさらに大きい)
- 約999g 最大31時間駆動 / MIL-STD 810G 耐久性基準7項目クリア
- インテル® Evo™ プラットフォーム対応 / 第11世代インテル® Core™ i5-1155G7 プロセッサー
- 8GB LPDDR4x 4266MHz デュアルチャネルメモリ/512GB(NVMe™) SSD
- Thunderbolt™ 4×2 / USB Type-A×2 / HDMI出力
私がパソコンに求めるスペックをすべて満たしています。
個人的にいいなと思ったLG gramの特徴はこちらです。
それぞれ解説します。
特徴① 持ち歩きに最適
軽い
Gramシリーズの特徴ですが、サイズの割に軽い。このモデルも14インチなのに999gと1kgを下回っています。
それまで使っていたDELLのXPS13 9360は13.3インチで1.22kgでした。それなりに重いとリュックに入れてても肩がこるし、少し遠めのカフェに行こうと思っても「PCが重いからやめとくか…」みたいになります。
バッテリーが長持ち
さらに、バッテリーがの駆動時間は約31時間と超長持ち。休日にカフェをはしごして作業したくても、バッテリーを持ち歩かなくていいんです。
また、そもそもカフェを探すときに「コンセントがあるか」という基準を気にしなくて済む。選べるカフェや席がかなり増えます。
実際に1ヵ月使い倒してみて感じた重量やバッテリーの感想は記事の後半で!(タップしてジャンプ)
頑丈
毎日のように持ち出すので、ある程度頑丈であってほしい。うっかりリュックごと落としちゃうかもしれないし、他の荷物が多くてぎゅうぎゅうになるかも。
カフェのテラス席で作業するなら防塵もほしい。そのあたりもカバーしてくれています。
特徴② 画面が大きい
普通のPCの縦横の比率は16:9。1920×1080の解像度が多いです。
LG gramは16:10で1920×1200。つまり、14インチの中でもさらに少しだけ縦長なんですね。スマホの普及で多くのページはスクロールが増えていますし、作業スペースも広がります。
特徴③ AC アダプターがUSB PD
さらに、当初から重視していたACアダプターの形状もUSB Type-Cで、USB PD(Power Delivery)でした。
「USB PDも対応しています」というPCは多いし、価格.comでもその条件で検索できます。
しかし、最初から付属のACアダプターがUSB PDというのはなかなかネット上にもまとまっておらず、ひとつひとつよさそうなパソコンの仕様を公式サイトでチェックしたり、家電量販店にいってACアダプターとの接続部を見に行ったりしました。
Amazon限定モデルと通常モデルの違い
同じ型番で、Amazon限定モデルと通常モデルがあります。
違いはこちら
Officeはあったらあったで便利ですが、GoogleのスプレッドシートやCanvaでもことが足りるので、そのために約2.9万円プラスはもったいない。Amazon限定モデルを買うことにしました。
リアル店舗は高い
ちなみにPC購入を検討するにあたって、念のため近所の家電量販店も見に行きました。
174,450円(価格はご相談ください)
正直、想像以上に高かった…
LG gramを1ヵ月使ってみての感想
実感している良い点はこちら
逆に、惜しいなと感じた点はこちらです。
良い点① とにかく軽い
もうこれにつきます。
今まで持っていたDell XPS 13は、バッテリー込みで1.6kgくらいでした。それがLG gramになって1kg以下です。軽すぎます。軽すぎてリュック背負って歩いてて「あれ、もしかしてパソコン家に忘れた!?」と思って確認したりしてます。背中が軽いとそれだけでハッピーな気持ちになります。
ちなみに、ACアダプターを入れても1.3kg以下です。
だいたいの同サイズのPCよりもまだ軽いくらいです。
ちなみにACアダプタは実際にはほとんど持ち歩いていません。バッテリーが超長持ちだからです。
良い点② バッテリー長持ち
バッテリーの持ちはカタログ上で33時間とありますが、実際にガッツリ使っていると15時間くらいは余裕で持つかな?といった感じです。
例えば朝の7時からから夕方16時までカフェを3件はしごした日、実際にPCを使っていたのは8時間ほどでしたが、帰宅時に残量がまだ50%以上ありました。
こうなると、そもそも「コンセントのあるカフェを探そう」とかしなくて済みます。仮に電源のあるカフェにいったとしても、コンセント席にPCやスマホ充電したいユーザーがビッシリ座っていても、ふかふかのソファ席で作業できるのです。
バッテリーが長持ちのPCを買ったというより、「コンセントという制約から解放される権利」を買ったといっても過言ではありません。嬉しすぎる。
良い点③ 画面がキレイ
あまり期待していなかったのですが、液晶の色味の発色がすごく鮮やかです。自分のブログを見ていても、こんなカラフルだったんだ…と思います。
逆に、今まで使っていた外付けのモニターで見るとくすんだ色に見えるくらいです。
良い点④ キーボードが打ちやすい
最初はちょっと打ちにくいなーと感じたキーボードも、3日で慣れました。めちゃくちゃ打ちやすく感じます。
適度な打鍵間があって、打ってて楽しいです。
これまではキーボードが打ちにくいためにわざわざコンパクトなBluetoothキーボードも持ち歩いており、さらに荷物が増えるという悲しみにとらわれていたのですが、そこからもフリーです。PCとマウス一つでどこでも快適に作業できるの素晴らしい。
惜しい点① 少し汚れがつきやすい
キーボードやPCの背面に若干皮脂汚れが付きやすい気がします。
指紋などはつきませんが、まったく目立たないというわけではないな、と。
惜しい点② 画面がグレアでテカテカ
これまで使っていたPCの液晶はノングレアでマットな質感なので気になりませんでしたが、LG gramは光沢がありテカテカです。
そのため発色がキレイだったりするのもあるかと思いますが、電源を切ったときなど暗くなった画面に自分の顔面が反射して「うおっ」となります。
【結論】LG gram 14Z95Pはカフェ作業する人にマジでオススメ
なんだかんだ書いてますが、LG gram 14Z95Pは本当に買ってよかった、オススメのPCです。買って5日目ですが愛着わきまくりです。
このPCが合う人、合わない人をまとめます。
\LG gram 14Z95Pが/
見た目も、機能としても、なにか一芸あるPCというよりは、全体的にバランスの取れた万人受けするPCだと感じました。
特に軽さとバッテリー持ちは素晴らしいので、カフェでよく作業する人には自信をもってオススメできます。ぜひご検討ください。